1959年、スペインのテネリフェ(カナリア諸島)生まれ。写真家として暮らした都市は、バルセロナ、ニューヨーク、ロンドン、パリ、マドリッド、ミラノ、そして現在、コスタ・デル・ソル在住。40年近くに及ぶこうした体験から、作品を特徴づけているのは、そのコスモポリタン性と大胆さにある。型や流行にとらわれることなく、独自のスタイルに忠実であろうと努めている。


カメラでとらえる対象には常に確信を持っている。このサイトの写真をご覧になれば、創造的自由がわたしにとって最優先であることがおわかりいただけると思う。ファッション写真なら、写真にこめた意図が、その服に対する見る人の評価につながるし、ポートレート写真なら、その人の隠れた面や魅力を写し出すことを目指している。こうした創造性とスタイルは、静物、風景、その他目を引く対象なんであれ、ほかのすべての作品の根底にある。


写真家としてのわたしの強みのひとつは、ありえないような場所でも光を見つけ出し、その光を本物の現実感で表現することだ。可能であれば、自然光で撮影したい。


長年、わたしの作品といえばモノクロだったし、実際、モノクロ写真が大好きなのだが、同時にまた、「わたし独自の色」を捜し求めてもいた。そして、ついに見つかったのが数年前のことだ。そのため、カラー作品の大半は最近のもので、例外は、80年代のニューヨーク滞在時期に撮った、どうしても捨てられない数枚だ。


最後に、わたしが信条としていること「いい写真を撮るコツは単純。決定的瞬間を予測してとらえられること」。

  



 

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